Facebookのモバイルアプリケーション広告の新機能「Mobile App Ads for Engagement and Conversion」
Facebookのモバイルアプリケーション広告の新機能「Mobile App Ads for Engagement and Conversion」
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 米Facebookは現地時間2013年10月1日、モバイルアプリケーション広告の新機能「Mobile App Ads for Engagement and Conversion」を発表した。モバイルアプリケーションをインストールしたユーザーに行動を誘発する広告を表示し、「ユーザーをアプリケーションに呼び戻して関係を維持できるようにする」としている。同日より広告主の10%を対象に提供を開始し、1週間以内にすべての広告主に対して利用可能にする。

 Mobile App Ads for Engagement and Conversionでは、誘発するアクションとして「Open Link」「Use App」「Shop Now」「Watch Video」「Listen Now」「Book Now」「Play Game」の7種類を用意する。これらアクションとアプリケーション内の特定の場所をリンクさせることで、24時間対応のオンラインショッピングにユーザーを誘導したり、ゲームユーザーをアップデートしたレベルに進ませたり、音楽ファンに新たなプレイリストを聞かせたり、格安の宿泊や旅費を宣伝したりできる。

 Mobile App Ads for Engagement and Conversionを設定するには、広告ツール「Power Editor」を使用する。設定の手順など詳しい情報は開発者向けサイトで説明している。

 Facebookは昨年10月に、モバイルユーザーの属性や端末のOSに応じてアプリケーションやゲームのインストールを促す広告を配信する「Mobile App Install Ads」を開始した(関連記事:Facebook、モバイルアプリ開発者向け広告サービスを強化)。Facebookによれば、こうしたモバイルアプリケーション広告は今年に入ってこれまで1億4500万件以上のAndroidおよびiOSアプリケーションのインストールを生み出している。

 しかし、米Localyticsの調査によると、アプリケーションユーザーの66%は1~10回しかアプリケーションを開かない。「アプリケーションに気づかせてインストールを促すことは数ある課題の1つでしかない。開発者はインストール済みユーザーのアクティブなアプリケーション使用を維持するという課題に直面している」とFacebookは述べている。
 
[発表資料(1)]
[発表資料(2)]