写真●初のブランド価値世界一となったAppleのiPhone5s
写真●初のブランド価値世界一となったAppleのiPhone5s
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 ブランド測定会社の米Interbrandが現地時間2013年9月30日に発表した最新の「Best Global Brands」によると、今年は米Appleが世界ブランド価値ランキングのトップに輝いた。13年連続で首位の座を維持していた米Coca-Colaは、3位に転落。大幅にブランド価値を高めた米Googleが、昨年の4位から2位にランクアップした。

 同調査は、世界で事業を展開する企業を対象に、財務力や影響力、将来収益の確かさといった観点からそのブランドが持つ価値を金額に換算し、トップ100をランク付けしている。14回目となる今回のトップ100ブランドの合計価値は1兆5000億ドルで、昨年と比べ8.4%増加した。

 Appleは初回調査の2000年からランキングに登場し、当時のブランド価値は66億ドルで36位だった。今回ブランド価値は983億ドルと評価され、初登場から約15倍に拡大している。2位だった前年からは、28%増加した。

 Googleのブランド価値は933億ドルで、前年比34%増。Coca-Colaのブランド価値は、前年比2%減の792億ドルだった。4位は米IBM(ブランド価値は前年比4%増の788億ドル)、5位は米Microsoft(同3%増の595億ドル)となっている。

 最も急速にブランド価値が増加したのは米Facebook(52位)で、前年比43%増えた。次いでGoogle、同30%増のイタリアPrada(72位)、Apple、同27%増の米Amazon(19位)が続く。

 アジア勢のトップは韓国Samsungの8位。日本企業の最上位はトヨタ自動車の10位で、自動車業界の首位を堅守している。自動車メーカーのトヨタ、本田技研工業、日産自動車が順位を維持もしくは上げたのに対し、家電メーカーのキヤノン、ソニー、任天堂、パナソニックはいずれも順位を落とした。

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