ソフトバンクモバイルは2013年9月30日、都内で製品発表会を開催し、2013年冬モデルとなるスマートフォン4機種、フィーチャーフォン2機種、ルーター1機種などを発表した。

写真1●2013・2014年冬春モデルを発表するソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫正義氏
写真1●2013・2014年冬春モデルを発表するソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫正義氏
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写真2●ソフトバンクモバイルが2013・2014年冬春モデルを発表
写真2●ソフトバンクモバイルが2013・2014年冬春モデルを発表
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iPhoneで横並び後はネットワークやサービスで差異化

 発表会に登壇したソフトバンクモバイルの孫正義社長は、まずiPhone 5s/5c発売について言及。NTTドコモがiPhoneを発売したことで、3キャリアが横並びで同じiPhoneを販売する状況になった現状を踏まえ、「今後はネットワークやサービス、コンテンツなどで差異化を図っていく」と戦略を語った。またドコモのツートップ戦略を引き合いに出しつつ、「端末を20も30も発表するという時代は終わった」として、今回の冬春モデルからは端末を絞り込んでいく意向を示した。

 このように、ネットワークが差異化要因になるという事態を孫氏は数年前から予見していたという。そこで3年半前に発表した「電波改善宣言」以降のソフトバンクモバイルの取り組みを振り返り、パケットや音声の接続率で他社を上回っている点を改めて発表。他キャリアのiPhoneに対しても、ソフトバンクモバイルの「スマホつながりやすさNo.1」を武器に対抗する姿勢を示した。

写真3●パケット接続率や音声接続率はNo.1を維持
写真3●パケット接続率や音声接続率はNo.1を維持
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写真4●全国のトップ1000駅での測定結果(黄色はソフトバンクが1位となった駅)
写真4●全国のトップ1000駅での測定結果(黄色はソフトバンクが1位となった駅)
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 特にiPhone 5s/5cついては、全国のJR・私鉄における乗降客数トップ1000の駅で速度調査を実施。NTTドコモ、KDDIのiPhone 5cとの比較では、837駅においてソフトバンクモバイルが1位になったとの結果を発表した。さらに第三者機関による検証でも全国500駅中427駅でソフトバンクモバイルが1位となった結果を引用し、ネットワークの優位性を改めて訴えた。