写真●住友不動産からは代表取締役副社長をはじめ20人以上が参加
写真●住友不動産からは代表取締役副社長をはじめ20人以上が参加
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 2013年9月27日、大手企業とベンチャー企業をマッチングするイベント「出張Morning Pitch」が住友不動産で開催された(写真)。Morning Pitchは、毎週木曜日早朝に開催されている、大企業とベンチャー企業を引き合わせるイベントであり、出張Morning Pitchは文字通り、その「出張」版。複数のベンチャー企業が企業側に出向いて、それぞれの事業を説明し、両者の理解を深めて今後の協業につなげる。今回の出張イベントは、9月上旬に開催されたプラスに続く、2回目の開催となる。

 今回、ベンチャー企業として登壇したのは、クラウドソーシング(オンライン経由の仕事受発注のプラットフォーム)サービスを提供するクラウドワークス、都市生活者と農家を結ぶ事業化を手掛けるアグリメディア、名刺管理のクラウドサービスを提供するSansan、デザイナーを対象としたクラウドソーシングを提供するムゲンアップ、高効率のナレッジデータベースを提供するユーザベース、住居のリノベーションのワンストップサービスを提供するリノべる、地盤調査データの分析サービスを提供する地盤ネットの7社。今回は、住友不動産向けということで、不動産や住宅関係の企業を中心に、話題のクラウドソーシングやクラウド活用型サービスを提供する企業を集めた。

 今回のイベントには、代表取締役副社長2人をはじめ、部長クラス以上を中心に20人以上が参加、登壇者と意見交換した(出張Morning Pitchの開催条件は、代表取締役または社長の出席)。賃貸オフィスを提供する住友不動産としては、今後成長が見込める新興企業との接点ができるという直接的なメリットがあるほか、大企業として目が届きにくい新市場に気づいたり、最新の技術やサービス動向を知る好機となる。

 Morning Pitchの主催者である、野村證券、トーマツベンチャーサポート、スカイランドベンチャーズとしては、年間50回の出張Morning Pitchの開催を目指している。

■変更履歴
当初、住友不動産の参加者について「副社長2人をはじめ」としていましたが「代表取締役副社長2人をはじめ」と変更しました。本文および写真のキャプションは変更済みです。 [2013/09/30 13:15]