写真●FutureNet MA-E250/FZの外観
写真●FutureNet MA-E250/FZの外観
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 センチュリー・システムズは2013年9月26日、3Gや有線LANなどに加えてZigBee通信モジュールを標準で搭載したM2Mルーター機器「FutureNet MA-E250/FZ」(写真)を発表した。2013年10月後半から出荷する。ZigBeeで収集したデータを3Gインターネットで通知するといった使い方ができる。価格はオープンだが、1台当たり10万円以下。

 ルーター用途のLinuxボックス「FutureNet MA」シリーズの一つで、同シリーズとして初めて2.4GHzのZigBee(XBee Pro)通信モジュールを標準搭載した。これにより、各種センサーなどのZigBee端末からデータを収集できるようになった。構内通信のほか、最大1.5キロメートルまでの屋外通信ができる。

 ZigBee以外のインタフェースは、シリアル(RS-232)×2、USB 2.0×2(各社の3Gデータ通信モデムなどを接続可能)、SDカードスロット×1、イーサネット(100BASE-TX)×1、3G(FOMA網)×1、ライン出力×1、マイク入力×1。

 運用管理は、Web画面またはOS(Linux)へのSSHログインを介したシェル画面を介して行う。ファームウエアは、Web画面またはTFTP(Trivial File Transfer Protocol)を介して更新できる。ログはSyslogを利用する。本体はファンレスで動作し、大きさは幅139.2×奥行き101.5×高さ36.2ミリメートル。重さは約550グラム。入力電源はDC12Vで、ACアダプターが付属する。消費電力は約5W。CPUはARM11コア。