写真1●マイクロソフトのブラッド・アンダーソン氏
写真1●マイクロソフトのブラッド・アンダーソン氏
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写真2●Windows Azure上のオラクル製品サポート
写真2●Windows Azure上のオラクル製品サポート
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 「Oracle OpenWorld San Francisco 2013」の3日目となる2013年9月25日、米マイクロソフトのブラッド・アンダーソン氏が午後の基調講演に登場した(写真1)。マイクロソフトとしてはOracle OpenWorldで初となる基調講演であり、「6月に発表したオラクルとマイクロソフトのクラウドにおける協業は順調」と述べるなど、具体的な成果を披露した。

 アンダーソン氏は「大量のデータを処理するには、多くのサーバーやクラウドのキャパシティが必要。オラクル製のワークロードをWindows上で動かすのがベスト」と、協業の意義を説明。マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」でオラクル製品のサポートが進んでいる状況を示した。

 Windows Azureが現状でサポートしているオラクル製品は、Oracle Database、Oracle WebLogic Server、Java(写真2)。このうち、Oracle DatabaseとOracle WebLogic Serverは、仮想マシンのイメージをWindows Azureに展開して利用する。その際、オンプレミスのWindows上でオラクルのライセンスがあれば、そのままWindows Azureに持ち込める。「協業の成果としてはまだ第一歩。Windows Azure上のオラクル製品について、フルサポートを両社で提供していきたい」(アンダーソン氏)。