ソースネクストは2013年9月25日、海外事業戦略発表会を東京都内で開催。海外で開発・販売されているパソコン用ソフト、スマートフォン、タブレット用アプリを日本語化して販売することを発表した。
今回発売するソフトは全部で5つ。米スプラッシュトップの「Splashtop」、中国トンブーネットワークスの「AirDroid」、ニュージーランド プテコの「ColAR Mix」、韓国ユニドックスの「ez PDF Reader」、フィンランド ロビオ・エンターテイメントの「Angry Birds」だ。いずれも10月の発売を予定している。Splashtopを除いて価格は未定。前回の海外事業戦略発表会では、米Dropboxのパッケージ販売などを発表して注目を集めた。
Splashtopは、スマートフォンやタブレットといったモバイル端末から、ネットワーク経由でパソコンを操作する、いわゆる「リモートデスクトップ」を実現するソフト。モバイル端末側の対応OSはAndroidやiOS、Windowsなど。Windows、Macいずれのパソコンも遠隔操作できる。基本アプリの「Splashtop Personal」に外出先からのリモートアクセス機能など、有料アドオン機能を追加した「Splashtop プレミアム」として販売する。価格は1年版が2990円、3年版は5980円。
AirDroidはSplashtopとは逆に、パソコンのブラウザーからAndroid端末を操作するアプリ。USBケーブルなどを使わずに無線LAN経由で、Android端末内のファイルへのアクセスや、SMSの送受信、カメラの操作、位置の検索などができる。今回、3G/4G回線での接続にも対応した有料のプレミアム版として販売を予定している。
ez PDF Readerは、Android、iOS用のPDF閲覧アプリ。タッチ操作による書き込み、注釈やコメント、画像の追加といったPDFの編集機能にも対応する。アプリ名は「いきなりPDF Reader」として販売する。
ColAR Mixは、仮想現実(AR)技術を活用した塗り絵アプリ。専用サイトから塗り絵をプリントして色を塗り、それをタブレットのカメラで映すと、描いた塗り絵の人物や動物などを3Dアニメーションとして画面上に表示できる。アプリ名は「ポンと出る立体ぬりえ」として販売する。
Angry Birdsは、スマートフォンを中心に累計17億以上のダウンロードを記録する人気のパズルアクションゲーム。鳥のキャラクターをY字のパチンコで飛ばし、敵の豚のキャラクターに当てて倒す。今回、Windows版を日本語化して発売するほか、同社の「パソコンソフト使い放題」のコンテンツとしての提供も予定している。