LINEは2013年9月25日、スマートフォン向けの無料通話・メールアプリ「LINE」について、青少年ユーザー保護を目的に18歳未満ユーザーのLINE ID検索利用制限を強化すると発表した。これまでLINEはKDDI(au)のAndroid端末を利用する18歳未満のユーザーを対象に同様の取り組みを実施していたが、9月30日よりNTTドコモおよびソフトバンクモバイルのAndroid端末を利用する18歳未満のユーザーも対象とする。利用制限の拡大については、同社の森川亮 代表取締役社長が8月21日の同社のイベントで言及していた(関連記事)。今後、iPhoneへの導入も予定している。

 同制限は、携帯電話事業者の「年齢判定サービス」を用いて、携帯電話利用者が18歳以上か18歳未満かを判別し、18歳未満であればLINE IDの設定および検索機能の利用を停止するもの。これにより、18歳未満のユーザー自身がLINE IDの設定・検索を利用できなくなるとともに、第三者が18歳未満のユーザーのLINE IDを検索しても、検索結果に表示されなくなる。この制限により、LINE IDの交換によるトラブルを防止する効果が期待できるとしている。

 なお、NTTドコモは9月10日よりSNSなどの提供会社に対して携帯電話利用者の年齢判定情報を提供するサービスを開始しており、LINEは同サービスを利用する形となる。またソフトバンクモバイルは9月30日、同社が2011年11月より実施しているSNS運営会社への年齢情報提供について、LINEへの情報提供を同日開始したと発表した。