写真●プラネックスコミュニケーションズの「FXG-05RPT」
写真●プラネックスコミュニケーションズの「FXG-05RPT」
[画像のクリックで拡大表示]

 プラネックスコミュニケーションズは2013年9月20日、「5ポート ギガビット リピーターハブ(型番はFXG-05RPT)」を発表した(写真)。9月30日に、主要ECサイトと主要家電量販店で発売する。参考価格は税抜き1万3000円。

 FXG-05RPTは、10/100/1000BASE-Tのポートを5つ搭載するハブ。リピーター機能を搭載し、受信したデータをすべてのポートに転送する。同社では、「ネットワーク監視やパケットキャプチャーに最適」としている。全ポートがAutoMDI/MDI-X機能を搭載し、接続されたLANケーブルがストレートとクロスのどちらかを自動判別する。

 また、フローコントロール機能(全2重通信時:IEEE 802.3x、半2重通信時:バックプレッシャー。参考記事)を搭載。送受信パケットがバッファーメモリーの容量を超えて破棄されるオーバーフロー状態を防止する。きょう体のサイズは79×20×62mm。USBバスパワーによる電源供給が可能で、USB電源ケーブルが付属する(動作が不安定な場合は、付属のACアダプターを使用)。

設定不要のVLANスイッチも登場

 プラネックスは同時に、10/100/1000BASE-Tのポートを8つ持つLANスイッチ「8ポート ギガビット VLANスイッチングハブ(型番はFXG-08VLAN)」を発表した。VLANが決め打ちで設定された状態になっており、VLANの設定作業が不要である。

 8つあるポートのうち、1つがルーターなどインターネット側にある機器につなぐアップリンクポート、残り7つがパソコンなどをつなぐクライアントポートとして固定されている。そして、各クライアントポートはアップリンクポートとしか通信できない形でVLAN番号が付けられている。これを同社ではマルチプルVLANと呼んでいる。アパートや寮などの小規模集合住宅や個別店舗、SOHOなどネットワークの分離が望まれるシーンで、専用知識がなくてもVLAN設備の施行・設置が行えるとしている。

 FXG-08VLANも、全ポートがAutoMDI/MDI-X機能を搭載し、フローコントロール機能を持つ。またジャンボフレーム(最大9018バイト)に対応する。メタルきょう体を採用し、本体サイズは約130×24×97mm。参考価格は税抜き1万円、発売は9月30日である。

[発表資料(FXG-05RPT)へ]
[発表資料(FXG-08VLAN)へ]