米GoogleのWebメールサービス「Gmail」で、メッセージ配信が遅れる障害が現地時間2013年9月23日に発生した。現在は復旧しているという。

 米Googleは9月23日朝に、Gmailで不具合が生じているとの複数の報告を受け取った。各種Googleサービスの稼働状況を表示する「Apps Status Dashboard」によると、同社は太平洋時間9月23日午前7時25分にGmailの調査を開始。午前8時45分に「一部メッセージの配信が遅延し、一部添付ファイルのダウンロードができなくなっている」ことと、影響を受けているのは「全Gmailユーザーの0.024%」であることを明らかにした。

 しかし午前11時5分の情報更新では「電子メールの配信トラブルは、全Gmailユーザーの50%未満に影響」と障害が大規模であることを報告。その後、「調査中」との情報を繰り返したのち、午後3時に「一部ユーザーのあいだで不具合が解消しつつある」と進捗状況を伝えた。

 午後4時にメッセージ配信と添付ファイルのダウンロードがほぼ正常に戻ったことを確認し、「近いうちにすべてのユーザーに対してサービスが回復する」との見通しを示した。午後7時にようやく復旧を宣言し、ユーザーに不便をかけたことを謝罪するとともに、「ユーザーの忍耐に感謝する」とのコメントを付け加えた。しかし詳細な原因については明らかにしていない。

 同社が分析したところ、9月23日午前5時54分から午後3時30分のあいだにGmailメッセージの29.1%が遅延した。遅延時間は平均2.6秒だが、「一部メッセージはより深刻な遅延だった」としている。