千葉・幕張メッセで2013年9月19日、世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ2013」(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、共催:日経BP社)がスタートした。今年のテーマは「GAMEは進化し続ける。」だ。

東京ゲームショウ2013 開会式の模様
東京ゲームショウ2013 開会式の模様
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 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)会長の鵜之澤伸氏は「ゲームの進化、変化のスピードは年々速さを増している。映像配信もスマホがベースになり、大きな勢力になった。いろいろなビジネスがスマホの登場によって変わった。この変化にいかに対応できるかが、日本や世界のゲーム業界が与えられたテーマだ」と語った。

 日経BP社代表取締役社長の長田公平氏は次のように語った。

 「昨年は過去最高となる22万3751人にご参加いただいた一方で、出展者数は209社と歴代第2位にとどまった。今年は飛躍的に参加企業が増えており、出展者数は過去最高の352社で、前年比70%増加している。そのうち162社が海外からの出展で、これも過去最高の水準だ。

 2010年からアジア最大のゲームショウを目指し、世界中から多くの方々に参加していただくようになった。ここ数年は海外の政府関係者の参加が増えており、特に東南アジアの日本のゲーム産業に対する期待の大きさを肌で実感している。海外からの出店企業とのマッチングビジネスもぜひこの場を活用して広げていただきたい」

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)会長の鵜之澤伸氏
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)会長の鵜之澤伸氏
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日経BP社代表取締役社長の長田公平氏
日経BP社代表取締役社長の長田公平氏
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 東京ゲームショウを後援する経済産業省商務情報政策局審議官IT戦略担当の山田真貴子氏も応援に駆けつけた。

 「東京ゲームショウは経済産業省が支援している『CoFesta』(ジャパン国際コンテンツフェスティバル)のオフィシャルイベントの一つで、その中でも最も入場者数の多いイベントと伺っている。今年は外国人留学生の方々に日本のコンテンツを楽しみながら情報も発信していただこうということで『CoFestaアンバサダー』という組織を作った。ぜひ皆さんも会場でアンバサダーの方を見かけたらお声をかけていただければと思う。

 政府でも『クールジャパン』が大きな政策の一つで、コンテンツの海外展開と促進事業を24年度補正予算で立ち上げた。この秋にはクールジャパン推進機構も立ち上がる。ゲームをはじめとするコンテンツを世界に発信していきたい。関係者の皆様のご協力をいただきたい」(山田氏)