写真1●iPhone 5s/5cの発売イベントに登壇したソフトバンクモバイルの宮内謙代表取締役副社長兼COO(左)と女優の上戸彩さん。中央は行列に17日正午から並んで一番乗りを果たした大学生の井上さん
写真1●iPhone 5s/5cの発売イベントに登壇したソフトバンクモバイルの宮内謙代表取締役副社長兼COO(左)と女優の上戸彩さん。中央は行列に17日正午から並んで一番乗りを果たした大学生の井上さん
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写真2●新iPhoneが並ぶソフトバンク銀座の店内
写真2●新iPhoneが並ぶソフトバンク銀座の店内
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 ソフトバンクモバイルは2013年9月20日、米アップルの「iPhone 5s」「同5c」の販売開始に伴い、同社の旗艦店であるソフトバンク銀座で発売イベントを開催した(写真1)。イベントに登壇した同社の宮内謙 代表取締役副社長兼COOは、iPhoneの販売では他社よりも長い5年の実績があることを強調、ネットワークのトラフィック制御といった技術面、iPhoneに詳しい店員による対応といった販売面の両面でKDDI、NTTドコモに先駆けているとした(NTTドコモのイベント記事KDDIのイベント記事)。

 20日8時の開店時点で同店に並んだ顧客は160人以上で、先頭は17日正午から並んでいたという。iPhone 5c/5sの在庫状況は、iPhone 5cについては「比較的ある」としているが、iPhone 5sについては「3色で各3モデルあるが、ものによっては厳しい」とし、「予約でお待ちいただくことがあるかもしれない」とした。

 LTEの対応については、現在同社は2.1GHz帯および同社グループがのイー・アクセスが展開する1.7GHz帯がiPhone 5s/5cで使えるが、2014年4月からは“プラチナバンド”である900MHz帯によるLTEサービスを「都市部で“どん”と始める」(宮内副社長)とし、「4月からはトリプルLTEに進化する」と述べ、LTE対応でも他社に遅れていないことを強調した。

 同社における端末の実質価格は、新規またはMNPユーザーがiPhone 5sの16GBモデルを24回の分割払いで購入した場合、月間の支払い額は2835円(総額6万8040円)となる。同額の「月月割」を受けられるため、2年間にわたって継続して使い続けている限りは実質負担額は0円となる。iPhone 5cの16GBモデルも同様に、新規またはMNPの場合は実質負担額0円が可能だ。MNPユーザーに対する「バンバンのりかえ割」や機種変更ユーザーに対する「かいかえ割」などのキャンペーンも実施しており、これらを適用するとさらに割安にiPhone 5s/5cを利用できる(写真2)。

 なお、同社の孫正義 代表取締役社長は、以前から決まっていた米スプリント・ネクステルの重要な会議に出席するため、米国に出張中だという。孫社長のiPhoneに対する関心が薄れたのでは、との問い対して、宮内副社長は「それは全然なく、メイン機種はiPhone」であると強調した。