日本IBMは2013年9月19日、通販型損害保険を販売するセゾン自動車火災保険にSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型のマーケティング支援サービス「IBM Marketing Center」を提供すると発表した。「おとなの自動車保険」の保険料シミュレーションサイト「なっトク見積り」向けで、この10月に稼働を開始する予定だ。

 セゾン自動車火災はMarketing Centerを活用し、顧客が入力する自動車や保険契約の情報、検索キーワード、シミュレーションサイトにたどり着くまでの経路などを分析。個々の顧客に合わせて、最適な商品やサービスをその場で提案できるようにする。実施したキャンペーンの効果を把握し、施策の修正・再展開につなげることも可能だ。

 一般的にMarketing Centerを利用すると、月間900万ページビュー以下で、かつ電子メールの送信件数が20万通以下のケースで、1000万円程度が必要になる。