エフエム東京と日本アンテナは2013年9月19日、日本アンテナがワンセグとV-Lowマルチメディア放送に対応した無線LANチューナー型受信機の開発を進めていることを発表した。放送波を受信し、TS(トランスポートストリーム)を無線LANに変換してスマートフォンなどへ送信する。10月1日~5日に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2013」において、日本アンテナとFM東京のブースで、試作機を参考展示する。

 FM東京は、スマートフォンやタブレットなどで動作するV-Lowマルチメディア放送受信アプリケーションの開発を進めている。日本アンテナが開発した施策受信機は、このアプリと合わせて使用することで、V-Lowマルチメディア放送のチューナーを内蔵しない既存のスマートフォンなどを使って同放送を受信できる。

 CEATECでは、ブース内で送信されているV-Lowマルチメディア放送の電波の受信デモを行う、両社は、今回の試作機をベースとした受信機を、2014年春の商品化を目指して引き続き開発を進めていくとしている。

 なお、FM東京は開発を進めるV-Lowマルチメディア放送受信アプリケーションについて、本放送に向け様々な受信機メーカーに供給していく計画という。

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