米Oracleは現地時間2013年9月18日、2014会計年度第1四半期(2013年6~8月)の決算を発表した。会計原則(GAAP)ベースの総売上高は83億7200万ドルで、前年同期と比べ2%増加した。

 純利益は、前年同期比8%増の21億9100万ドルだった。希薄化後1株当たり利益(EPS)は同14%増の0.47ドル、営業利益はほぼ横ばいの28億7300万ドルだった。

 非GAAPベースの場合、純利益は27億6100万ドル、希薄化後EPSは0.59ドル、営業利益は37億4100万ドルとなる。

 利益は市場予測を上回ったものの、売上高は市場予測に届かなかった。米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、アナリストらは売上高を84億8000万ドル、特別費用を除いたEPSを0.56ドルと予測していた。

 ソフトウエア事業の売り上げは、約61億ドルで前年同期から6%成長した。内訳は、新規ソフトウエアライセンスおよび新規クラウドサブスクリプションの収入が、同5%増の約17億ドル。ソフトウエアライセンス更新および製品サポートの収入が、同7%増の約44億ドルだった。

 ハードウエア事業の売上高は、約13億ドルで前年同期比7%減少。システム製品の収入は約7億ドルと同14%減少したが、システムサポートによる収入が約6億ドルで同3%増加した。

 このほか、サービス事業の売上高は前年同期比8%減の約10億ドルだった。

[発表資料(PDF文書)]