米Appleは現地時間2013年9月18日、デジタルコンテンツ管理ソフトの最新版「iTunes 11.1」を公開した。同日に一般向けリリースを開始した、モバイルOS最新版「iOS 7」との同期をサポートする。

 iTunes 11.1は、iOS 7を搭載した「iPhone」「iPad」「iPod touch」間と、お気に入りの音楽や映画などを同期できる。所有するアプリケーションを整理して各デバイスと同期する作業が、いっそう手軽になった。

 新機能「Genius Shuffle」は、雰囲気の似た音楽を自動的に選択して再生する。Genius Shuffleをクリックするたびに、即興で新しいセレクションを楽しめる。

 好みのポッドキャストから、カスタムメイドでステーションを作成できる「My Station」機能も追加した。新しいエピソードが公開されると、自動で更新される。ポッドキャストの登録やステーションは、同社のクラウドサービス「iCloud」を通じて、さまざまなAppleデバイスと同期できる。

 また、iTunes 11.1では、無料インターネットラジオサービス「iTunes Radio」を提供する。iTunes Radioでは仮想の放送局(ステーション)をあらかじめ250以上用意しており、ユーザーは好みに合うものを選んで音楽をストリーミング再生できる。お気に入りのアーティストや曲から、自分でステーションを作成することも可能。利用の際には広告が表示されるが、有償サービス「iTunes Match」に登録しているユーザーに対しては広告は表示されない。

 iTunes 11.1は、「OS X 10.6.8」以降を搭載したMac、「Windows XP Service Pack 2」以降を搭載したパソコンで利用可能。なお、iTunes Radioは当初は米国で提供し、日本向け提供については未定となっている。