レッドハットは2013年9月18日、「Red Hat OSS Integration Center」(OSSセンター)を開設したと発表した。同センターを通じ、オープンソースソフトウエア(OSS)を活用したIT環境を顧客に提案するという。

 OSSセンターは、レッドハットとパートナー企業(同日時点で33社)のレガシーシステムを熟知した人材で運営し、メインフレームおよびUNIXからのマイグレーションやルールエンジン(BRMS)などを用いたシステムの再構築を支援する。また、顧客の既存システムをクラウド対応とするため、OpenStackなどのOSSを活用したIT基盤やクラウド環境への移行を推進するとしている。

 OSSセンターでは、まず顧客に対し無償ワークショップを提供する。同ワークショップで、現行システムの状況と新規アプリケーションの開発計画、移行アプリケーションなどをヒアリングし、ロードマップや課題、今後の検討スケジュールなどを提案する。その後、顧客の意向に従い有償コンサルティングやパートナー企業のソリューションを活用した具体的な導入支援を提供するという。

 レッドハットでは、OSSによるベンダーロックインのないIT基盤構築への要望が高まっているとして、パートナー企業とこうした要望に応えていきたいとしている。