アーク情報システムは2013年9月18日、ハードディスクの簡易ミラーリングソフト「HD革命/DISK Mirror Ver.3 Corporate Edition」を発表、同日出荷した。同シリーズとしては初めての企業向け製品であり、個人向けと比べて運用管理性を高めている。量販店ではなく企業向け販売チャネルを介して販売する。価格はオープンだが、想定価格は1ライセンス当たり9800円程度。

 本番系ディスクのパーティションを待機系ディスクにミラーリングコピーすることで、クライアントPC(Windows XP/Vista/7)のデータを保護する。いわゆる一般的なRAID-1(ミラーリングセット、二重化)とは異なり、2台のディスクは対称ではなく、本番系と待機系という非対称の構造をとる。本番系に対して発行されたI/Oをリアルタイムに待機系にも反映するという動きをする。

 今回、同ソフトのシリーズとしては初めて、企業向けエディションを用意した。企業向けの販売代理店を介して購入できるほか、企業向けだけが備える機能を追加することによって運用管理性を高めた。例えば、企業向けでは、本番系ディスクが故障した際に、待機系ディスクを本番系ディスクと入れ替えるだけで業務を再開できる。これに対して個人向けでは、待機系にバックアップされたデータを本番系のディスクにリストアする使い方しかできなかった。