写真●Adobe Systemsの「Creative Cloud」のログイン画面
写真●Adobe Systemsの「Creative Cloud」のログイン画面
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 米Adobe Systemsは現地時間2013年9月17日、2013会計年度第3四半期(2013年6~8月)の業績結果を報告するとともに、クリエイター向けクラウドサービス「Creative Cloud(CC)」の有償ユーザー数が世界で100万人を超えたと発表した。Shantanu Narayen社長兼最高経営責任者(CEO)は「100万人突破は予想を上回る速さ」と述べている。

 CCは、2012年にサービス提供を開始し、2013年6月のアップデートで従来のデスクトップアプリケーションを統合することにより、合計で30以上のツールやサービスを集約した(関連記事:Adobe、製品とサービスを「Creative Cloud」に統合へ)。2013年8月末時点の有償契約数は103万1000件で、第2四半期から33万1000件増加した。

 第3四半期の決算は、売上高が9億9510万ドルで、従来予測である9億7500万~10億2500万ドルの範囲に達した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は8300万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.16ドル、営業利益は1億1040万ドルだった。非GAAPベースの場合、それぞれ1億6440万ドル、0.32ドル、2億2300万ドルとなる。

 また同社は、クラウド対応のペン開発プロジェクト「Project Mighty」とデジタル定規開発プロジェクト「Project Napoleon」が、製品化計画段階に移行したことを明らかにした。2014年前半の出荷を目指す。
 
[発表資料(1)]
[発表資料(2)]