写真●「bing」の新しいロゴ
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写真●Bingの検索結果
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 米Microsoftは現地時間2013年9月16日、検索エンジン「Bing」のデザイン刷新を発表した。新しいロゴを採用し、検索ページのユーザーインタフェースを大幅に変更した。

 ロゴはこれまでと書体を変え、マークと文字を含めてすべてオレンジ色にした。Bingは今やMicrosoftにとって重要な要素の1つとなっており、Bingのブランド個性を際立たせつつ、「One Microsoft」ビジョンに基づき、Microsoftロゴを構成する4色のうち1色を採用した。

 「Bing.com」サイトの新デザインは、「シンプル、スピード、ビジュアル」に焦点を当てた。書体、間隔、配色などを再検討し、検索ボックスや土台となるコードも見直した。

 具体的には、ページを開かなくても必要な情報を確認できる「Snapshot」と、ソーシャル情報をまとめた「Sidebar」を統合した。検索クエリーに関して、BingがWeb上から集めた情報と、「Facebook」「Twitter」といったSNS上の友達や専門家による意見、写真、コメントなどを、重要度が高いと思われる順に表示する。

 新機能「Page Zero」は、検索を実行する前にユーザーが即座に求める情報を入手できるようにする。ユーザーがキーワードを入力している段階で、キーワードの候補リストとともに、キーワードに関する情報やツールをタイル状に表示する。たとえば女性歌手「Katy Perry」と入力すると、この人物に関する事実データとニュースや画像、ビデオ検索へのアクセスが提供され、航空会社「United Airlines」と入力すると、同社ホームページのリンクのほか、運行状況確認やチェックインなどへのアクセスが提供される。

 そのほか、検索結果ページの上部に配置した「Pole Position」は、特定の地域の天気予報や特定の都市についてのデータなど、ユーザーの求める回答として高い確信を持って提供する情報を大きく表示する。

 なお、現時点で日本版Bing.comには新デザインは反映されていない。

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