「PCM-D100」。片手で持ち運べる。背面には三脚穴もある
「PCM-D100」。片手で持ち運べる。背面には三脚穴もある
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ワイヤレスリモコンと受信ユニットが付属する。離れた場所から録音をスタートさせることができる
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 ソニーは2013年9月17日、高音質フォーマットの「DSD」に対応したポータブルレコーダー「PCM-D100」を11月21日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は約10万円。

 DSDは「Direct Stream Digital」の略で、通常のCDより高音質なスーパーオーディオCDで使われている音声の記録方式。音声を通常の正弦波形ではなく、単位時間当たりの信号密度で表現する。DSD形式のほか、192kHz/24ビット~44.1kHz/16ビットのリニアPCM形式や、128k~320kbpsのMP3形式で保存することも可能だ。音声は内蔵の32GBメモリーか、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、メモリースティック PRO デュオに記録する。

 口径15mmの高音質指向性マイクを搭載している。マイクの角度を変更することができ、少人数のセッションから、大人数のオーケストラまで、録音対象に合わせて適切なステレオ感に設定できるという。幅72.0×高さ156.8×奥行き32.7mmで、重さは395g。波形の編集や、ファイルの分割・結合、フェードイン/アウトなどの加工ができるソフト「Sound Forge Audio Studio 10 LE」が付属する。