米インテルは2013年9月10日(米国時間)、米アマゾン・ウェブ・サービスが提供するIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)「Amazon Web Services(AWS)」が、インテルの「Intel Inside」のロゴを使用するマーケティングプログラムに参加したと発表した。クラウドサービスで「Intel Inside」のロゴが使われるのは、初めてのケースである。

 両社の提携によって今後、インテルのプロセッサが使われているAWSのサービスでは、「Intel Inside」のロゴが表示されるようになる。「Intel Inside」のマーケティングプログラムは元々、パソコンやサーバーのハードウエアメーカーが、製品や広告に「Intel Inside」のロゴを表示する代わりに、インテルからマーケティング費用などの支援を受けられるようになるというものであった。今回の提携は、インテルにとってAWSが、ハードメーカーと同等の存在になったことを示している。

 両社の提携は、インテルが同日開催した「Intel Developer Forum(IDF) 2013」で、サーバー用プロセッサの新製品「Xeon E5-2600 v2」などと合わせて発表された(関連記事)。インテルはほかにも、同社が公開するネットワーク機器の参照設計(リファレンスモデル)「Intel Open Network Platform」を採用するメーカーを支援する「インテル ネットワーク・ビルダーズ」というプログラムを発表している。