画面●YUKARiの画面イメージ
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写真●会見するドリーム・アーツの山本孝昭社長
写真●会見するドリーム・アーツの山本孝昭社長
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 ドリーム・アーツは2013年9月10日、iPad向けの営業支援クラウド「YUKARi(ゆかり)」を発表した。タブレットで動作するアプリケーションや販促用のコンテンツだけでなく、デザインや制作、環境構築、運用までをドリーム・アーツが一括で提供する。ドリーム・アーツによれば、8週間ほどで使い始められるようになるとしている。

 主に大企業向けに11月1日から提供を始める。YUKARiはタイル状の画面を採用(画面)。そこに自由にコンテンツを配置できる。さらに電子メールや社内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、営業レポートの作成・閲覧、顧客・案件情報の検索といった「ワークステーション」メニューも標準で搭載している。

 利用者は「App Store」から「Yiフロントアプリ」をダウンロードしたうえで、「Yiマネジメントサーバ」に端末の利用を申請する。Yiマネジメントサーバはニフティのクラウドで動作する。会見でドリーム・アーツの山本孝昭社長は「YUKARiを使えば、大企業の営業担当者が多岐にわたる商材を提案できる」と話す(写真)。

 標準価格は初期費用で3000万円から。それに加えて、月額80万円からの基本料や、1台当たり月額5000円の「デバイスサービスフィー」などが必要になる。ワークステーションには、ドリーム・アーツの「INSUITE」や「ひびきSm@rtDB」を活用するため、未契約の場合は別途費用がかかる。顧客からの要望があれば、Android版やWindows版などの提供も検討するとしている。