東芝は、2013年9月6日よりベルリンで開催中のIFA 2013にブースを出展し、未発表のIntel製CPUを搭載するノートPCなどを展示した。
展示時点で未発表Pentiumプロセッサ搭載の「Satellite NB10t」
「Satellite NB10t」(写真1)は、11.6型ディスプレイ搭載の低価格モバイルノートPC。CPUとして「最新世代のIntelプロセッサ技術」を採用すると説明されており、展示機には1.99GHz駆動の未発表CPU「Pentium N3510」が搭載されていた(写真2)。
このCPUは、タスクマネージャの表示によればクアッドコア。Pentiumシリーズの位置付けから、Core “Y”プロセッサとAtomプロセッサの中間的な性能になるとみられる。ブース担当者によれば、詳細な仕様は米Intelが9月10日(現地時間)よりサンフランシスコで開催予定の「IDF13」などにおいて、追って発表する予定とのことだ。
ディスプレイは11.6インチのHD(1366×768ドット)で、タッチ対応モデルと非対応モデルを両方ラインアップする。ストレージは500GBのHDD、USB×2、有線LAN、アナログRGB、HDMI、SDカードといった豊富なインタフェースを搭載する。
重さはタッチ非対応モデルが1.3kg以上、タッチ対応モデルが1.5kg以上となっている。「省電力プロセッサで8時間以上のバッテリー駆動が可能。魅力的な価格でライトユーザーや学生をターゲットにしたモデル」(ブース担当者)と位置付けを説明する。
構成により価格は329~399ユーロ。欧州では2013年第4四半期の発売を予定する。