写真1●IFA 2013のLGブース
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写真2●8インチクラス初のフルHDタブレット「LG G Pad 8.3」
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 韓国LGエレクトロニクスは、2013年9月6日よりベルリンで開催中のIFA 2013にブースを出展し、8.3インチのAndroidタブレット「G Pad 8.3」などの最新製品を展示した(写真1)。

 「G Pad 8.3」(写真2)は、LGのハイエンドモデル「Optimus」シリーズの新名称である「G」シリーズに位置付けられるタブレット。IFA 2013の開催に合わせて発表された。8月に発表された最新スマートフォン「G2」に続くGシリーズの新製品で、G2と共通の新機能も搭載する。

 画面サイズは8.3インチ、画面解像度はWUXGA(1920×1200ドット)のIPSディスプレイを搭載。LGによれば、8インチクラスとして初めてフルHDを採用したという。

 デバイス間の連携機能である「QPair」も搭載。他のスマホとBluetooth接続することで、スマホへの電話やSMSの着信時にG Pad 8.3上に通知を表示、返信することができる。「QuickMemo」機能によるメモも転送可能となっている。アプリをスライドさせるマルチタスク機能「Slide Aside」、3つの異なるアプリを同時に操作できる「QSlide」機能にも対応する。

写真3●本体カラーはホワイトとブラックの2色を用意する
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 本体は厚さ8.3mm、重さ338gと薄型軽量。幅は126.5mmで、片手で容易に持てる大きさとなっている。

 CPUはクアッドコアのSnapdragon 600を採用。メモリーは2GB、ストレージは16GB。5メガピクセルのリアカメラを含む両面カメラを搭載する。本体カラーはホワイトとブラックの2色(写真3)。OSはAndroid 4.2.2である。バッテリー容量は4600mAh。外形寸法は216.8×126.5×8.3mm、重さは338gとなっている。

 価格は399ユーロで、欧州では10月末に発売予定。また、2013年第4四半期より北米やアジアなどの地域に展開を予定する。

最新スマートフォン「G2」の展示も

 スマートフォンとしては、同社が2013年8月7日にニューヨークで発表した最新機種「G2」を展示した(写真4)。

 フルHDの5.2インチという大型ディスプレイを搭載するにも関わらず、本体幅は70.9mmと細身に仕上がっている点が特徴。これはディスプレイ周囲のベゼルを2.65mmと非常に細くすることで実現している。

写真4●画面周囲のベゼルの細さが目を引く「LG G2」
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写真5●カメラは9点のマルチポイントAFに対応
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 一般的なスマートフォンの側面に配置されるボタン類を廃止し、本体背面に電源ボタンと音量調節ボタンを配置することで、左右どちらの手に持っても使いやすいデザインとなっている。

 強力なカメラ機能も特徴である。本体背面に13メガピクセルのカメラを搭載し、光学式手ぶれ補正に対応する。オートフォーカスはデジタルカメラ並みの9点に対応(写真5)。ブースでは、動きのある被写体でも正確にオートフォーカスが機能する様子をアピールしていた。