KDDIとシスコシステムズ合同会社は2013年9月9日、法人向けユニファイドコミュニケーション事業で協業すると発表した。

 協業により、両社は中堅企業の顧客に対してクラウド型ユニファイドコミュニケーションのサービス群を提供し、社員の働き方の最適化をサポートするとしている。

 このサービス群は、KDDIのクラウドサービスである「KDDI クラウドプラットフォームサービス」、「仮想PBXサービス」や、KDDIのFMC(固定・携帯融合)サービスである「ビジネスコールダイレクト」に加えて、シスコのクラウド型Web会議システム「Cisco WebEx」、インスタントメッセージ、音声、ビデオ会議など複数の機能を提供する「Cisco Jabber」など、シスコのサービスを複数組み合わせたものである。

 これらのサービスにより、外出先からスマートフォンで社員の在席状況を確認しながら社員に内線通話をかける、タブレット端末で資料を見ながらテレビ会議ができるなど、場所を問わずに働く環境を準備できるという。

 KDDIとシスコは、このサービス群の提供に向け、両社の音声サービスとネットワークの業務経験を持つメンバーを組み込んだ専任チームを設置、さらに各種セミナーなどのマーケティング活動を共同で進めていくとしている。