イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)とITソリューション事業を手掛けるBSNアイネットは2013年9月9日、災害発生時における各種応援や復旧活動に必要とする情報を互いに提供するなどの内容を盛り込んだ「災害時におけるお互い様相互応援協定」を締結したと発表した。

 協定は、首都圏もしくは新潟県下において災害が発生した場合に両社が協力し合い、被災した側の企業が災害時に事業継続及び復旧が円滑にできるように応援することを目的とする。

 イッツコムでは、東日本大震災発生後の2012年5月に「BCPプロジェクトチーム」を発足し、2013年3月に東京商工会議所版BCP策定ガイドに準拠したイッツコムのBCP(事業継続計画)を策定した。その核となるのは、協力会社や同業・異業他社などが経営資源を出し合い、災害時に限定せず平常時でも企業としての成長の実現を目指す「お互いさまBC連携戦略」だったという。その戦略に基づき、東日本大震災で被災した同業の気仙沼ケーブルネットワークとは2013年7月に今回のものと同様の協定を締結している。今回は異業種間での災害時応援協定となる。

 イッツコムとBSNアイネットは、災害時に限定せず、従業者の教育・訓練を両社で連携して行い、両社の成長を実現させる方針という。

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