米IDCは現地時間2013年9月6日、外付型ディスクストレージの世界市場に関する調査結果を発表した。それによると、2013年第2四半期の工場出荷額は59億5200万ドルと前年同期比0.8%減少し、2四半期連続の縮小となった。

 メーカー別の工場出荷額を見ると、首位の米EMCは18億6000万ドルで前年同期比2.1%成長し、シェア31.3%でリードを広げた。2位の米NetAppは同8.6%増の7億8900万ドルで、シェア13.3%を獲得した。

 上位6ベンダー中、EMCとNetApp以外の4ベンダーはいずれも平均より大幅に売上高が減少した。3位の米IBMは前年同期比3.0%減の7億4700万ドル(シェアは12.6%)、4位の米Hewlett-Packard(HP)は同7.5%減の5億9400万ドル(シェアは10.0%)、5位の米Dellは同3.1%減の4億5400万ドル(シェアは7.6%)、6位の日立製作所は同12.4%減の4億2400万ドル(シェアは7.1%)となった。

 地域別の状況は、新興市場で需要が高まったものの、米国、西欧、カナダ、日本を含む成熟市場の売上高が前年同期を下回った。

 世界におけるディスクストレージ全体の工場出荷額は76億8200万ドルで前年同期と比べ5.0%減少した。市場全体の出荷容量は同21.5%増の8.2E(エクサ)バイトに達した。

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