BS日本(BS日テレ)の代表取締役社長の赤座弘一氏は2013年9月6日の会見で、プロ野球中継(ナイトゲーム)で試合が延長した場合の対処法について、今後の方針を述べた。

 同社は9月30日に、平日午後10~11時のベルト帯で放送する新番組「深層NEWS」を開始する。「生放送番組の放送開始時間が遅れるのは好ましくない」という考えから、「深層NEWS」の放送時間を午後10時に固定するための措置を講じる。

 具体的には2013年10月から、試合延長の可能性がある日について特別編成を実施し、延長が起きた場合の影響を午後9時台の番組の放送時間で吸収する。例えば、午後9時から1時間の番組を編成した場合、試合が15分延長したら番組の放送時間を45分に短縮する。

 2014年4月には新マスター設備が稼働するため、同一の時間帯に複数の番組を放送するマルチ編成が可能になる。このため、「新マスター設備の稼働後は野球中継と本来の放送番組の両方を放送する」としている。

 今回の会見では、「深層NEWS」のCM枠が完売したことも報告した。「スポンサーからの期待をひしひしと感じる。この期待に応えていきたい」とした。