東芝は2013年9月6日(ドイツ現地時間)からベルリンで開催されるIFA 2013にブースを出展し、8インチのWindows 8.1タブレット「Encore」を展示する(写真1)。

写真1●東芝の8インチWindows 8.1タブレット「Encore」
写真1●東芝の8インチWindows 8.1タブレット「Encore」
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写真2●背面にカメラを備える
写真2●背面にカメラを備える
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 東芝初となる8インチのWindowsタブレットで、10月18日に一般発売予定のWindows 8.1に最適化されている点が特徴となる。スマートフォンのように片手で持って使うことを意識して設計されており、スピーカーやカメラは縦位置での利用時に持ち手で覆われない場所に配置されている(写真2)。ディスプレイ下部のWindowsボタンも、ポートレート時に正しい向きとなるよう配置されている(写真3写真4)。

 プロセッサは「最新Atomプラットフォーム」との表記にとどまっている。しかし同日開催されたIntelのプレスカンファレンスでは、Encoreとみられるタブレットが「Bay Trail採用のWindows 8.1タブレット」と紹介された。また、同日IFA会場で開催されたサテライトイベント「ShowStoppers」に展示されたEncoreの実機は、プロセッサとして1.33GHz駆動の「Atom Z3740」を搭載していた。Windows 8.1のInstantGo(Connected Standby)にも対応する。

 ディスプレイは8.0インチ、画面解像度は1280×800ドット。10点のマルチタッチ入力に対応する。メモリーは2GB、ストレージは最大64GBに対応可能。インタフェースとして、microUSBを1ポート、microHDMIを1ポート、microSDカードスロットも備える。充電にはmicroUSBを利用する。フロントとリアにカメラを搭載。画素数はそれぞれ2メガピクセル、8メガピクセルとなっている。

写真3●横位置での利用も可能
写真3●横位置での利用も可能
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写真4●オプションのケースは縦位置での利用もサポート
写真4●オプションのケースは縦位置での利用もサポート
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 無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n、Bluetoothにも対応する。最大7時間のバッテリー駆動が可能。展示機のOSはWindows 8.1 Proを搭載していた。外形寸法は213×135.9×10.68mm、重さは450~480g程度となる見込み。海外モデルには「Microsoft Office Home and Student 2013」がバンドルされる。

 価格は299ユーロ(約3万9000円)程度となる見込み。欧州では2013年第4四半期に、日本国内でも年内を目処に発売を予定しているという。