写真●リストバンド型のウエアラブルデバイス「Nymi」
写真●リストバンド型のウエアラブルデバイス「Nymi」
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 心臓の鼓動をユーザー認証に利用する認証デバイス「Nymi」について、複数の米メディア(PCMag.comTechCrunchCNET News.comなど)が現地時間2013年9月3日に報じた。

 Nymiは、カナダBionymが開発したリストバンド型のウエアラブルデバイス。Bionymによると、指紋と同様に心臓の鼓動も個人ごとに異なるため、心臓の鼓動によってユーザー認証が行えるという。

 使い方は、Nymiを手首に巻き、電源を入れる。もう一方の手の指をNymiのセンサーのトップ部分に押し当て、裏部分を手首に密着させる。Nymiが振動し、LEDが点灯すると、ユーザーを認識した合図になる。Nymiを腕から外すまで常にユーザー認証が確立され、パソコンやスマートフォン、あるいは車と無線でやりとりし、パスワード無しでログインしたり、キーを開けたりできる。

 Nymiは現在専用サイトで予約注文を受け付けている。希望小売価格は99ドルだが、先着2万5000人は特別価格79ドルで購入できる(別途送料がかかる)。出荷は2014年春ごろを予定している。