LGA2011版Core i7のイメージカット
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Intel X79プラットフォームの概要
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 米インテルは2013年9月3日、高性能パソコン向けの新CPU、Core i7-4960X Extreme Editionなど3モデルをラインアップに追加した。「Ivy Bridge-E」との開発コード名で呼ばれていた製品でパッケージはLGA2011。最大6コアを内蔵しており、同社の「ハイパースレッディング」により、最大12スレッドを同時に実行可能だ。

 Ivy Bridge-Eは、第4世代Coreである「Haswell」(開発コード名)の前世代の「Ivy Bridge」(同)と同じCPUコアを採用。「AVX」「SSE 4.1」「SSE 4.2」といった拡張命令が使える。メモリーは、従来のLGA2011版CPUと同様に4チャンネルアクセスだが、従来品がDDR3-1600までの対応だったのに対し、Ivy Bridge-EはDDR3-1866も利用できるようになった。製造プロセスは22nm。CPUにグラフィックス機能は内蔵しない。従来のLGA2011版CPUと同じく、Intel X79チップセットと組み合わせて利用する。

 最上位のCore i7-4960X Extreme Editionは動作周波数が3.6GHz、ターボブースト時は最大4GHzで動作する。3次キャッシュ容量は15MB。1000個ロット時の卸売価格は990ドル。その下位はCore i7-4930K。通常は3.4GHz、ターボ時最大3.9GHzで動く。3次キャッシュ容量は12MB。卸価格は555ドル。最下位モデルはCore i7-4820K。動作周波数は通常時3.7GHz、ターボ時3.9GHzだ。上位2モデルは6コアを内蔵しているが、4820Kは4コア/8スレッドになっている。3次キャッシュも10MBと少ない。卸価格は310ドル。TDP(熱設計電力)はいずれも130Wだ。