図●国内テレワーク関連市場 セグメント別売上額予測、出典：IDC Japan（2013年9月3日）
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IDC Japanは2013年9月3日、2012年の国内テレワーク関連ICT市場が前年比10.4％増の7961億9200万円だったと発表した。2012～2017年の年間平均成長率は6.6％で、2017年の市場規模は1兆962億5000万円になると予測している（図）。
IDCでは、通常の執務場所以外の場所でICTを利用して業務を遂行する「モバイルワーカー」の中から、収入を伴う仕事をしており、仕事をするオフィスを持ち、かつ外出先や自宅などオフィス外で就業時間の20％以上の業務を行う人を「テレワーカー」と分類。テレワーカーの人口は、2012年末に1390万人となり、労働力人口の21.2％に達したという。
2013年以降、同市場ではリプレイス需要と新規需要が高まるという。また、モバイルデバイスと関連するネットワークサービスおよびソフトウエアの成長が市場をけん引するとしている。
従業員10人以上の国内ユーザー企業796社を対象に行ったユーザー調査では、2011年と比較し、外勤者向けテレワークの実施企業が30.8ポイント増加し、在宅勤務では20.4ポイント増加した。これについてIDCでは、競争力強化のための従業員の業務効率向上や労働力確保、事業継続性対策により、テレワークの活用が2011～2012年に急速に進んだ結果だとしている。
