米マイクロソフトとフィンランドのノキアは現地時間2013年9月3日、マイクロソフトがノキアの携帯電話事業(デバイス&サービス事業)を買収する契約を締結したと発表した。買収額は54.4億ユーロ(本日時点で約7130億円)。

 買収の結果、ノキアの当該組織に属する3万2000人(うちフィンランドは4700人)がマイクロソフトに移籍する。ノキアの特許ポートフォリオはノキアにとどまるが、マイクロソフトが10年間の非排他的な使用権を得る。マイクロソフトは永続的な契約延長オプションを持つ。

 ノキアは通信事業者向けのインフラ機器メーカーである「ノキアソリューションズ&ネットワークス」(NSN、関連記事)、地図・ロケーションサービスの「HERE」、特許ライセンス付与などを目的とした先端技術開発の3事業に経営資源を集中する。

 ノキアは東ヨーロッパ夏時間の9月3日午前11時(日本時間9月3日午後5時)に記者会見を開催する予定としている。