NECとNECシステムテクノロジーは2013年9月2日、スマートフォンを利用して出荷から検品、配送完了までの進捗を管理できる輸配送業務向けクラウドサービス「ULTRAFIX(ウルトラフィックス)オプション 輸配送進捗管理サービス」の販売を開始した。

 現在の配送計画支援システム「ULTRAFIX」の機能強化として、スマートフォンから利用可能となる。サービスの価格(最小構成)は、スマートフォン1台当たり月額1500円、管理用パソコン1台当たり月額1万5000円(税別)。

 このサービスにより、以下の3つが実現可能となる。(1)荷物の配送状況を正確、かつリアルタイムに把握し、荷主・届け先からの問い合わせに即時回答できる、(2)トラックの動きや作業時間の見える化によって、計画と実績のギャップ要因を分析し、業務を改善できる、(3)クラウドサービスとして提供することで、初期投資を抑えながら迅速に導入できる――である。

 配送ドライバー用端末としてAndroid搭載のスマートフォンやタブレット端末を利用して、出荷や検品、不在・事故報告、配送完了までの進捗管理ができる。

 NECとNECシステムテクノロジーは今後3年間で、1万台のスマートフォンでの利用を目指す。