アイベクスは2013年9月2日、内部統制を主な目的にWindowsのユーザー操作履歴をログとして記録するソフトの新版「IVEX Logger Series 4.0」を発表、同日販売を開始した。新版では、許可していない操作を検知した際にアラートをメールで通知する機能を追加したほか、ログに部署名やユーザー名を埋め込めるようにした。

 IVEX Logger Series 4.0は、ユーザー情報や起動アプリケーションの種類、ファイル操作やプリンター印刷、Webアクセスなど、各種のユーザー操作履歴をログとして記録する。監視対象に応じて、(1)「IVEX Logger for Desktop」(デスクトップPC用)、(2)「IVEX Logger for Server」(サーバー用)、(3)「IVEX Meta Logger」(シンクライアント環境用)の3製品を用意している。

 新版には、アラート機能を追加した。あらかじめ登録しておいたポリシーに抵触した操作をログから自動的に検知し、メールで管理者に通知する。これにより、危険な操作を行ったユーザーを早期に発見できる。新版ではまた、ログに操作を実行したユーザー名と所属部署を追加できるようにした。Active Directoryなどのユーザー情報をCSV(カンマ区切り形式)ファイルの形で取り込んで利用する。

 IVEX Loggerの参考価格(税別)は、IVEX Logger for Desktopがデスクトップ1台当たり1万円、IVEX Logger for Serverが1サーバー当たり18万円、IVEX Meta Loggerがシンクライアントユーザー当たり1万円で、別途サーバーライセンスが必要。