デルは2013年8月28日、オールSSD構成のSANストレージシステムのパッケージ商品「Dell Compellentフラッシュ最適化ソリューション」(写真)を発表、同日出荷した。既存のSANコントローラーとシェルフを組み合わせ、これにSSDだけを積んだ構成で提供する。価格(税別)は、コントローラー2台とシェルフ1台の最小構成(SSDは12台、12Tバイト)で、1792万856円から。
デルとしては初めてとなる、オールフラッシュ構成のストレージシステム。ベースとして、SANコントローラー「SC8000」(Fibre ChannelおよびiSCSIでサーバーと接続)と、ドライブ拡張シェルフ「SC220」(SASでコントローラーと接続)を組み合わせた。SC220は、2.5インチSASドライブ(HDDまたはSSD)を最大24台まで搭載可能な汎用のJBODだが、これをオールSSD構成で最初からパッケージ化した形である。
最小構成時のパッケージは、ハードウエアが、SC8000×2台、SC220×1台、SLCタイプの400GバイトSSD×6台(スペアー含む)、MLCタイプの1.6TバイトSSD×6台(スペアー含む)---、である。これに、ソフトウエアとして、SANストレージの基本ライセンスと、階層型ストレージ管理(ILM)のライセンスを含む。