米Facebookは現地時間2013年8月29日、データの使用に関するポリシーと利用規約の改定案を明らかにした。

 今回の改定案では、広告に関する訴訟の和解条件履行の一環として、説明に変更を加えたとしている。たとえば、ユーザーの氏名やプロフィール画像、コンテンツがどのように広告および商用コンテンツ関連に使われるか分かりやすい説明に変え、「ユーザーがFacebookを使用する場合、ユーザーはこれらの使用をFacebookに許可するものである」ことを明確にした。

 また、「Facebookがユーザーから受け取る情報には、ユーザーがFacebookへのアクセスまたはFacebookアプリケーションの起動に使用したデバイスのIPアドレス、OS、携帯電話番号といった情報も含まれる」ことも簡潔な文章にした。そのほか、「Facebookアプリケーションに自身の情報へのアクセスを許可した時点から、直接情報の削除を要請しない限り、アプリケーションはユーザーの情報を保存できる」ことなども表現を変更した。

 Facebookは今後7日間、改定案に対するユーザーからのコメントや意見を受け付ける。寄せられたフィードバックを慎重に検討し、改定を実施するかどうか判断するとしている。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]