米Facebookは現地時間2013年8月27日、各国政府から受け取った情報開示要請に関するレポート「Global Government Requests Report」を発表した。同社は2013年前半に、米当局から1万1000~1万2000件の要請を受け取り、その対象アカウントは2万~2万1000件にのぼった。

 今回のレポートは、2013年1月~6月のデータをまとめている。データには、各国当局から受け取ったユーザー情報開示要請の件数、対象となったユーザーおよびユーザーアカウント数、要請に応じた割合が含まれる。

 米国に関しては、詳細な数字を報告することが許可されていないため、犯罪捜査と国家安全に関する要請の合計数を1000単位で示したと説明している。

 米国は同社に対する要請件数が最も多く、次いでインドの3245件(対象アカウントは4144件)、英国の1975件(同2337件)、ドイツの1886件(同2068件)、イタリアの1705件(同2306件)と続いた。また同社は、米当局による請求の79%に対して、少なくとも一部情報を提供した。

 Facebookは今後、こうした透明性レポートを定期的に公開する予定という。

 なお同社が2012年後半に米当局から受けた情報開示要請は9000~1万件で、対象となるアカウントは1万8000~1万9000件だった(関連記事:MicrosoftとFacebookが情報開示要請件数を公表、ただし1000単位の総数)。

 また、米Twitterが2013年前半に米当局から受けた情報開示要請は902件(対象アカウントは1319件)でこのうち67%に応じている(関連記事:Twitter、2013年前半の透明性レポートを発表、情報開示要請は15%増加)。

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