NFCを搭載したミラーレス一眼「NEX-5T」
NFCを搭載したミラーレス一眼「NEX-5T」
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本体のグリップ側面にスマートフォンを近づけると、NFCで接続する
本体のグリップ側面にスマートフォンを近づけると、NFCで接続する
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 ソニーは2013年8月27日、ミラーレス一眼カメラ「NEX-5T」を発表した。価格はオープンで、9月13日に販売を開始する。

 「NEX-5T」は、ミラーレス一眼の中で高いシェアを誇る「NEX-5R」の後継モデル。新たにNFCを搭載することで、スマートフォンやタブレットとの連携強化を図っている。

 カメラとしての基本性能は、NEX-5Rと同じ。有効約1610万画素の「Exmor APS HD CMOSセンサー」を搭載し、可動式の3型可動式タッチパネル液晶を採用している。

 「アンケート調査によると、NEX-5Rの購入者の半数が、無線機能を重視している。さらに、2013年に国内で出荷されたスマートフォンの約4割がNFC対応」(デジタルイメージングマーケティング部の岩井剛マーケティングマネジャー)というのが、NFCを搭載した理由だ。

 これまでは、撮影した画像をスマートフォンに転送するのに6ステップ必要だったが、NFCを搭載することで、ワンタッチで転送が可能になったという。手持ちのスマートフォンをカメラのリモコン代わりに使える専用アプリ「スマートリモコン」もカメラにプリインストールした。

 実勢価格はボディーのみで約6万円。ズームレンズ「PZ16-50mm」が付属するパワーズームレンズキットは約7万5000円。さらにもう1本のズームレンズ「PZ55-210mm」が付属するダブルズームレンズキットは、約10万円だ。