写真1●ローソンCOOの玉塚氏
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写真2●8月19日に開催されたアイデアソンの参加者
写真2●8月19日に開催されたアイデアソンの参加者
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写真3●イベント向けにローソンが提供するデータ
写真3●イベント向けにローソンが提供するデータ
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写真4●グループワークで出されたアイデアを相互評価
写真4●グループワークで出されたアイデアを相互評価
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 「ローソンは、いろいろな可能性がある社会インフラ。社外の皆さんの知恵で、私たちの企業理念である“街を幸せにする”ためのアイデアをもらえたら、こんなに嬉しいことはない」。こう語るのは、ローソン代表執行役員COOの玉塚元一氏だ(写真1)。

 玉塚氏が呼び掛けたのは、2013年8月19日に行われたイベント「HackaLawson」に参加した開発者やデザイナー約60人(写真2)。ハッカソン(短期間で開発を競うイベント)とローソンを組み合わせた造語であるHackaLawsonのテーマは、「ローソンとできるソーシャルチェンジ」。ローソンが提供する位置情報やソーシャルメディアデータAPI、ローソンキャラクターの画像・音声データ、POS情報(イベント向けの架空データ)を活用し、グループワークを通じて新しいサービスを作り上げていくのが狙いだ(写真3)。

 HackaLawsonは、のべ3日間にわたって実施される。初日の19日はアイデアを競うアイデアソンが行われ、アイデア創発コミュニティ推進機構 代表理事の矢吹博和氏とGeorepublic Japan CEOの関治之氏の進行によるグループワークを通じて、200件近くのアイデアが提案された(写真4)。

 参加者同士による相互評価で人気が高かったものとしては、「店員のサービスを評価して共有するサービス」「傘の貸し出しサービス」「入店音の創作サービス」「ご当地の“からあげくん”による国盗り合戦ゲーム」「影の店長(購入履歴による高ポイント獲得者)による推薦サービス」「商品の組み合わせによるクーポン作成サービス」「ご当地バーチャルアイドル育成アプリ」などがあった。

 19日のアイデアソンに続くハッカソンは、8月24日と25日の両日に開催される予定になっている。19日に出されたアイデアのほか、24日に初めて参加する人が持ち込んだアイデアを加えて、実際に動くサービスを2日間で開発する。

 今回の賞品は、ローソン賞として「からあげクン1年分」(5個入り365個分相当のプリペイドカード)のほか、審査員による特別賞も用意されている。最優秀作品は、今後ローソンと共にサービス化を検討するという。