日経パソコンは2013年8月22日、「スマートフォン・タブレット満足度ランキング」の集計結果を発表した。機能や使い勝手などを含む製品全体の評価である「総合満足度」は、スマートフォン部門が「iPhone 5」、タブレット部門が「iPad mini」と、いずれもアップル製品が首位になった。一方で国内メーカーの多くの製品は下位に沈み、苦戦が際立った。通信サービス部門では、イー・アクセスが首位だった。ランキングは、日経BP社が発行するメールマガジンの読者を対象に実施したアンケートを集計して決定した。アンケートの回答者は計1万4279人。今回が第1回目の調査となる。
ここ数年で急激に普及しているスマートフォンとタブレットは、仕事にも生活にも不可欠のデジタルツールとなっている。多数の製品が登場して選択肢が増える一方、実際に使ってみないと、その実用性や使いやすさは見えてこないことが多い。日経パソコンはそれら製品の満足度を探るため、製品を購入したユーザーに対して大規模なアンケート調査を実施した。
「総合満足度」で首位となったのは、スマートフォンがiPhone 5、タブレットがiPad mini。アップル製品は、ほかにも「iPhone 4/4S」がスマートフォン部門の3位、「iPad(Retinaディスプレイ搭載)」がタブレット部門の2位になるなど、全般的に高い満足度を示した。


アンケートでは、ここで紹介した総合満足度のほかに「機能・性能」「操作性・使い勝手」「デザイン」「コストパフォーマンス」「サポート」と項目別の満足度も調査している。アップル製品は、デザインやシンプルで分かりやすい操作性の評価が高かった。アンケートの自由記述欄では、高精細ディスプレイをいち早く採用したことや、アプリケーションストアが充実していることを支持する声も多く見られた。