KDDIと沖縄セルラー電話(au)は2013年8月21日、法人向けの携帯電話サービス「オフィスケータイパック」を8月26日から提供すると発表した。固定電話への通話料金を3分当たり8.4円にする携帯電話料金プラン「オフィスケータイプラン」と、固定電話番号による発着信が可能になるオプションサービス「固定電話番号通知オプション」を組み合わせて提供する。オフィスケータイプラン単体での利用も可能だ。

 オフィスケータイプランの月額基本料金は840円(税込み、以下同)。通話料金は国内の固定電話宛てが3分当たり8.4円、au以外の携帯電話宛てが1分当たり42円となる。KDDIの固定電話、au携帯電話宛ての通話料は無料。固定電話宛ての通話料金は、ほかの固定電話サービスと同等水準になる。

 固定電話番号通知オプションの月額料金は1回線当たり525円。このサービス利用時には、携帯電話端末で利用する0AB~J番号または050番号をあらかじめ登録する。発信時に相手の電話番号の前に特番(0077+26)を付加してダイヤルすると、相手には登録した固定電話番号(0AB~J番号または050番号)が通知される。逆に固定電話番号への着信を携帯電話で受けられる。

 当初のサービスはダイヤルイン番号的な使い方となるが、9月下旬にはオフィスの代表番号を通知するオプションも提供を開始する。

 KDDIは企画系業務など、社内での移動が多い内勤者に売り込みたい考え。外勤者向けのFMCソリューション「ビジネスコールダイレクト」とはすみ分けていく。