写真1●ビデオ通話機能のイメージ
写真1●ビデオ通話機能のイメージ
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●「LINE MUSIC」はLINE本体に統合
写真2●「LINE MUSIC」はLINE本体に統合
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●電子商取引サービス「LINE MALL」
写真3●電子商取引サービス「LINE MALL」
[画像のクリックで拡大表示]
写真4●LINE 執行役員・CSMOの舛田淳氏
写真4●LINE 執行役員・CSMOの舛田淳氏
[画像のクリックで拡大表示]

 LINEは2013年8月21日、スマートフォン向けの無料通話・メールアプリ「LINE」の新サービス・新機能としてビデオ通話機能(写真1)、音楽配信サービス「LINE MUSIC」(写真2)、電子商取引サービス「LINE MALL」(写真3)を提供すると発表した。いずれも今秋以降に公開する予定で、ビデオ通話は全世界同時、LINE MUSICとLINE MALLは国内から展開する。

 千葉県浦安市で同日開催した同社のカンファレンスにおいて、同社執行役員・CSMOの舛田淳氏(写真4)は、昨年7月に発表したLINEのプラットフォーム化(関連記事)を振り返り、LINEは人と人をつなぐだけでなく、人とコンテンツ、サービス、企業をつなぐハブの役割を担うものであると説明。「スマホ時代の新プラットフォーム」であると改めて位置付けた。

 今回新たに発表された新サービス・新機能も、こうしたプラットフォーム化をさらに促進するものである。舛田氏はこれらを「三つのC」と表現した。ビデオ通話は音声、テキストメッセージ(トーク)に次ぐ新たなコミュニケーション(Communication)手段であり、「LINE MUSIC」は新たなコンテンツ(Contents)サービスである。「LINE MUSIC」はLINE本体の機能として組み込まれる。「一人で聴く音楽からみんなで楽しむ」(舛田氏)サービスとして年内の展開を予定する。

 もうひとつの「C」は、コマース(Commerce)事業の「LINE MALL」である。国内4700万ユーザーに向けて、LINEが強みとしている実際の人間関係(リアルグラフ)に基づくサービスであることと、いつでも持ち歩くスマートフォン向けに展開しているサービスであることを軸に「新しいショッピング体験を提供する」(舛田氏)という。さらにLINE MALLは「いつでもどこでも、誰もが売り手と買い手になれる。法人、個人に閉じるものではなく、すぐ出品できる」(同氏)と説明した。B2CだけでなくC2Cの展開も念頭に置く。

 いずれも詳細についてはリリース時に明らかにするとしている。LINE MALLについては既に「開発は大詰め」(同氏)で、2013年秋の早い時期に提供できるとしている。