リコーは2013年8月21日、消費電力を従来機と比較して約30%削減したモノクロ複合機「RICOH MP 3353/2553シリーズ」(2シリーズ8モデル、写真)を発表した。8月28日から出荷する。販売目標は1カ月当たり合計で1000台。2011年9月に出荷した「imagio MP 3352/2552シリーズ」の後継機に当たる。
新機種では、省電力化を図った。オフィス機器の1週間あたりの標準消費電力量(Wh)を表す「TEC」(Typical Electricity Consumption)において、新機種(RICOH MP 3353 SPF)は1.78kWhであり、従来機(imagio MP 3352 SPF)と比べて約30%削減しているという。
スリープモード時の消費電力は約0.5Wと低い。また、原稿読み取り部と操作パネルにLEDを採用し、省電力化を図っている。さらに、インフォメーション画面では、利用者ごとの総印刷ページ数や両面利用率/集約利用率などを表示し、これらから算出した用紙削減率などの指数を算出する。
新機種ではまた、使いやすさを高めた。新たにホーム画面を採用し、使用頻度の高い機能を登録/アイコン化できるようにした。さらに、ユーザー認証機能と組み合わせることで、利用者ごとにカスタマイズしたホーム画面を利用できるようにした。
主な仕様は、以下の通り。MP 3353とMP 2553の二つのシリーズの違いは、1分当たりの連続コピー枚数である(MP 3353はA4で毎分33枚、MP 2553はA4で毎分25枚コピーできる)。最大原稿サイズはA3(297×420mm)または11×17インチ(279.4×431.8mm) 。最大解像度は、読み取り/書き込みともに600dpiで256階調。
スキャナーの読み取り速度は、フルカラー/モノクロともに毎分80ページ(片面200dpiの場合)。スキャンした文書(PDF)は、内蔵ハードディスク(250Gバイト)に格納可能。OCR(光学式文字認識)によりテキストデータ化し、PDFファイルに埋め込むこともできる。
モデル名 | MP 3353 | MP 3353F | MP 3353SP | MP 3353SPF |
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連続複写速度 | 毎分33枚(A4ヨコ) | |||
コピー | ○ | ○ | ○ | ○ |
ファクス | オプション | ○ | オプション | ○ |
プリンター/スキャナー | オプション | オプション | ○ | ○ |
価格(税別) | 78万円 | 109万円 | 99万円 | 131万円 |
モデル名 | MP 2553 | MP 2553F | MP 2553SP | MP 2553SPF |
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連続複写速度 | 毎分25枚(A4ヨコ) | |||
コピー | ○ | ○ | ○ | ○ |
ファクス | オプション | ○ | オプション | ○ |
プリンター/スキャナー | オプション | オプション | ○ | ○ |
価格(税別) | 69万円 | 100万円 | 90万円 | 122万円 |