写真●3種類の認識技術を実装したスマホアプリ「世陸応援団」
写真●3種類の認識技術を実装したスマホアプリ「世陸応援団」
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 自動コンテンツ認識技術を開発する日本エヴィクサーは2013年8月9日、TBSテレビが8月10日から放送する「世界陸上モスクワ2013」と連動するスマホアプリ「世陸応援団」に、同社の認識技術を提供したことを明らかにした。

 エヴィクサーの技術により、視聴者はスマートフォンにインストールしたアプリで、テレビからの音声(競技中のスタート音)や、静止画(ロゴマーク)、動画(テレビコマーシャル)を認識。これをきっかけに、アプリ内のゲームで使えるポイントを獲得できる。テレビ視聴とスマートフォン内のアプリの動作を、認識技術が結び付ける格好だ。

 スマホのアプリに音声、映像、静止画の3つの認識技術を実装したのは「世界初の試み」(日本エヴィクサーの瀧川淳社長)。世界応援団のアプリはiPhoneまたはAndroidが動作するスマートフォンで動作し、アップルの「itunes」とグーグルの「Google Play」からダウンロードできる。

 日本エヴィクサーはこれまでも、テレビなどから流れる音声やイメージ情報を、スマートフォンに内蔵するマイクやカメラで認識し、その情報と連動して動作するアプリの開発を手掛けてきた。これまではTBSのテレビ番組から流れる音声と連携するアプリを開発してきたが、今回は静止画と動画の認識技術を加え機能を拡充した。

■変更履歴
記事中でスマホアプリの名称を「世界応援団」としていましたが、正しくは「世陸応援団」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2013/08/09 20:10]