ブレインパッドは2013年8月6日、企業のデータサイエンティスト育成を支援する研修プログラムを開発し、提供を始めたと発表した。入門研修からテーマ別、業界別というように、多様なニーズに合わせて講座を用意したことが特徴だ。

 まずは「SQLによる集計・分析」「Rによる統計解析」など、入門研修から提供を開始する。今後は、「シミュレーション」や「時系列予測」といったテーマ別研修、金融や流通・小売り、通販などの業界別研修に順次拡大していく予定だ。ブレインパッドのデータサイエンティストが講義を担当し、演習中心の内容になる。

 研修プログラムは団体向けと個人向けの2種類を用意。団体向けについては、企業の現状やレベルに合わせて内容を変えられる「カスタマイズプログラム」と、既製の「パッケージプログラム」を選択できる。個人向けはパッケージプログラムのみを提供する。例えば、団体向けのパッケージプログラムで「SQLによる集計・分析」を5人で受講した場合で、研修や受講後のフィードバックを含めて税込みで63万円からとなる。

 ブレインパッドでは2014年6月末までに15回の研修プログラムを開き、約300人の受講生の獲得を目指すとしている。将来的には、この研修プログラムで使ったコンテンツを活用したeラーニング講座の提供も視野に入れる。