米Facebookは現地時間2013年8月6日、ニュースフィードに表示されるコンテンツの順位を決めるアルゴリズムの変更について明らかにした。

 時間が経過したコンテンツでも、多くの「いいね!」やコメントを獲得しているものであれば、ニュースフィード画面の上位に表示する。ユーザーが最初に見逃してしまった重要なコンテンツを埋もれさせずに提示できるとしている。

 従来のアルゴリズムでは、ユーザーはニュースフィードの未読記事を平均で57%まで閲覧するが、それより下方までスクロールして残り43%を読もうとはしない。新アルゴリズムではユーザーが閲覧する割合は平均70%まで高まる。

 少数ユーザーを対象に実施したテストでは、新たなアルゴリズムを適用した場合、友達が投稿したコンテンツに対するいいね!やコメント、共有は5%増加し、公式ページからの記事に対しては8%増加したという。

 またFacebookは、ニュースフィードのアルゴリズムの仕組みについて詳細を説明した。それによると、ユーザーがニュースフィードに1回アクセスするたびに、友達やフォローしているユーザーおよび公式ページからの更新情報は平均1500点にのぼるが、アルゴリズムを用いて平均300点まで優先順位が付けられている。ニュースフィードのアルゴリズムは、友達やフォローしている著名人および公式ページに対する交流頻度、コンテンツに対して特に友達が実行した「いいね!」や共有およびコメントの数、同様のコンテンツに対するユーザーの関わり具合、通報あるいは非表示したコンテンツなどのデータに基づいている。

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