キヤノンソフトウェアは2013年8月20日、開発ツールの新版「Web Aviator(ウェブアビエーター)v1.3」の販売を開始する。

 Web Aviatorは、Amazon Web Services(AWS)で動作するアプリケーションをAWS上で開発するツール。「フォーム(画面定義)」「ロジック」「データアクセス」という3種類の「定義体」を作ることで、JavaScliptで記述されたアプリケーションを開発できる。開発後は数分でAWSにデプロイできるという。

 新版のWeb Aviator v1.3では、開発したアプリケーションの実行環境をAWS以外にも広げた。具体的には、AWS以外のパブリッククラウドやオンプレミスで稼働する実行エンジンを用意し、定義体をXMLファイルでエクスポートする機能を加えた。エクスポートしたXMLファイルをAWS以外で稼働する実行エンジンに読みこませることにより、アプリケーションのデプロイを完了する。「AWS上で開発してオンプレミスで稼働する、といったニーズに応える」(キヤノンソフトウェア 新規事業推進本部 商品企画部 商品企画1課 課長の細貝 恵氏)。

 開発ライセンスは3カ月の期限付きで無料。実行ライセンスは年間18万円(10ユーザー)から。大手・中堅のSIerを中心に販売し、2015年までに10億円(導入に関連したシステム開発も含む)の売り上げを目指す。