SAS Institute Japanは2013年8月5日、保険業向けに特化した統合顧客分析ソリューション「SAS Customer Analytics for Insurance」の提供を始めると発表した。

 SAS Customer Analytics for Insuranceは、SASが世界各国の保険会社における導入プロジェクトで蓄積したノウハウをテンプレート化したもの。保険業に特化したデータモデルを採用し、短期導入を実現するという。

 具体的な特徴としては、チャネルやホストなど複数の業務システムに散財する顧客情報を一元化し、単一の情報として表示する機能や、個々の顧客の状況を正確に把握する機能、必要な時に必要なデータにアクセスできる統合アナリティクス環境を提供することなどがある。これにより整合の取れた顧客サービスを提供できるほか、クロスセルやアップセルの機会を発掘できるという。予測分析機能により、解約や失効の可能性のある顧客を未然に特定できるとしている。

 SAS Insutitute Japanでは、同ソフトウエアの導入と運用に関するコンサルティングサービスの提供も開始するという。